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♯ 製作家紹介
❖ 丸山 太郎

Tarou Maruyama

1995年から長野、真田町の石井栄氏の下でギター製作を学ぶ。
枠にとらわれないギターの音を追い求めるうち、フラメンコと出会い渡西。グラナダに在住し、フラメンコの歌や踊りの伴奏について研鑽をつむ。在住中、現地製作家との交流の中でスペイン式ギター製作の基礎を学び、1998年のコルドバのギターフェスティバルにおいては製作家ホセ・ルイス・ロマニリョスに師事。

1999年帰国し、製作家、音楽家としてのキャリアをスタートさせる。
帰国後、製作家、長沢仁美氏に師事。
2008年名古屋に拠点をうつす。

製作に軸足を置きながら、フラメンコカンテも含め、様々なジャンルに渡った音楽においても、歌に、ギターに、製作にと、独自の音楽活動を展開している。
そのギターは、スペインの伝統的な工法を用いながら、様々な製作家との交流、また材料との対話を重ねて生み出された独自なものとなっており、クリアーで、バランスのとれたふくよかな響きを特徴としている。
製作にあたって
昔、師に現代ギターの祖、トーレスの楽器の素晴らしさについて尋ねた事があります。
師は「沢山の彼の楽器に触れて感じるのは、アントニオ・デ・トーレスという人間の、圧倒的な存在感とその説得力だ。」と教えてくれました。
また同じ師は、名器には必ずその名器たる秘訣があると、日々研究をされていました。
人の手からなる作品である以上、どんな芸術であっても工芸であっても、結果、その弾き手、描き手、作り手の人間そのものが作品に現れると信じています。またそれを感じる事が何物にも変えがたい喜びです。
作品は時に、作り手の飽くなき試行錯誤を土台に、その人間を遥かに凌駕する昇華を見せるからです。
古いスペイン式の製作方法によって製作しています。師の研究には遠く及びませんが、自分なりに、表現、音楽を信じ、愛し続けて行きたいと思っています。
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